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2008年5月14日 (水)

ボート競技

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日も、オフ。
そして、雨。
この連休の天気予報から、外出は諦めていましたが、それにしても残念。


さて、今日は、私の「過去」。

 人は、その、長い人生において、人格を形成する経験をすると思います。
 私の場合は、学生時代に籍を置いた「ボート部」が、その一つです。

 私は、ここで、人間関係、チームワーク、個人の自我等を学びました。
 高校までは、ナイーブ?な性格で、積極的に自分を出せずにいましたが、
 この、「ボート競技」を通じて、より積極的に行動する事の大切さを知りました。

ボートとは、

 漕いだ者には、言わなくてもわかり、
 漕がない者には、言ってもわからない。

 と、言われるほど、「過酷」な競技なんです。
 夕日に暮れる湖畔で、ゆったりとたたずむ8人乗りのボートを想像し、
 なんと優雅なスポーツなんだ、と思われる方も多いと思いますが、
 実際に漕いで見ると、雲泥の差。
  これほど過酷を極める競技があったのか? と。                           

なぜ?

 自分の意思で漕げないから。

 一人で漕ぐ、シングルスカルの場合は別にしても、数人で漕ぐボート競技は、
 掛け声をかける「コックス」が漕ぐスピードを指示し、それ以外の漕者は、
 その、「コックス」の指示に従うだけ。
 だから、漕者は、疲れようが、余裕があろうが、その自分の体力を、自分で
 コントロール出来ない、と言う事。
 
 更には、漕者は、競争相手、特に先を行く競争相手を見れない。
 それが見えるのは「コックス」のみ。
 だから、「コックス」を信頼するのみ。

 そして、自分の体力の疲労の有無を言わさず、コックスの指示に従い、
 見えぬ敵に、全員のオールを合わせてひたすら、漕ぎ続けるのみ。

 そして、更には、漕者の先頭の「ストローク」といわれる漕者の力、角度、
 タイミングに合わせて漕がなければ、スピードに乗れない。

もう、お判りでしょう。

 もう、これは、人間の技ではないのです。
 ゴルゴ13みたいな、冷血なマシーンの技なのです。
 ちなみに、その当時、ゴルゴ13は、我々ボート仲間の必読の書?でした。

私にとって、ボート部というのは、第二のふるさと。

 いつでも、戻る事のできる、聖地のような存在なんです。
 ですから、当時の連中と飲むときは、いつでも命がけ。
 いつの間にか、当時の体力、気力がバーチャルで復活します。
 そして、それが幻想の世界なのだという事を、翌日、いやというほど
 思い知らされるわけです。

そして、その財産で、いままで体力だけは自信がありました。

 しかし、それも、底を尽いてきたようです。

 そして、それが冷静に理解できてきたとき、
 それと引き換えに、人の力を「借りる」ことの大切さがわかってきました。


こんな事を書いていると、
 当時、聴いていた、「甲斐バンド」が聴きたくなってきました。
 昨年発売された、「甲斐バンドストーリーⅡ」をしみじみと。
 それでは。
 
 

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コメント

シリウスさん、コメントありがとうございます。

むかし、ディズニーの「カリブの海賊」に乗って、カヌーを漕ぐ人々を見た記憶があります。そこでシリウスさんが、必死に漕いでいたのかも?。

投稿: てっちゃん | 2008年5月15日 (木) 07時04分

ボートですか・・僕はカヌーです・・・といっても小学生時代に場所はディズニーランド・・同乗のおばちゃま達は・・一向に漕がず・・僕と友達それに前後にいるスタッフの4人で漕ぎました・・・・夏の熱気と・・なれない筋肉使用に 疲労困憊だった記憶があります。気がつくとあれ依頼乗っていません・・どうやらトラウマのようです・・
やや低レベルなコメント・失礼いたしました。

投稿: シリウス | 2008年5月14日 (水) 23時39分

toyoposさん、いつもコメントありがとうございます。

琵琶湖はボートのメッカ。そして、琵琶湖周航の歌は、私の聖歌。しかし、一度も琵琶湖で漕いだ事はありませんでした。
その代わり、東北の山奥でひたすら仲間と合宿三昧。いまでは懐かしい思い出です。
甲斐バンドは、当時は勢いで聴いていましたが、こうやって、過去を振り返りながら聴き込むと、名曲が多いですね。
まだまだ、お互いに、そうやって老け込む年ではないのですが。
また、コメントください。

投稿: てっちゃん | 2008年5月14日 (水) 19時09分

てっちゃんさん おはようございます~
いつも、楽しく拝見しています。

>>ボート競技

先だって琵琶湖漕艇場で
2008年 5月 6日(火)  朝日レガッタ最終日
見てまいりました。
新緑の薫風の吹く湖面を一直線に進む
艇の姿に何だか清々しさを覚えた私です。

>>それと引き換えに、人の力を「借りる」ことの大切さ

皆さんに支えられて生きています。
本当感謝ですね。

♪アンナ~ おまえの愛はまだ 燃えているかい♪

愛だけは、いつまでも青春していたいですね。

ありがとうございました。

投稿: toyopos | 2008年5月14日 (水) 12時33分

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