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2008年5月24日 (土)

企業のトップ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


改装オープンも二日目になり、だいぶ、自分的にも落ち着いてきた。

改装前から、企業のトップが頻繁に店を訪れるようになってきた。
 
 正確には、次期トップである。

 中小規模の企業ゆえ、世襲の残る世界である。

 やはり心配なのであろう、ここ数日、毎日、店にいずっぱりである。

そして、いろいろと話をしていると、人間性がよく見えてくる。
 
 この業界のトップは、現場力を身につけていないと、人をひきつける事は出来ない。
 
 現場力とは、現場の力学である。

 現場の力学とは?

  人間の「ドロドロ」とした、営みのこと。

 私は、この「人間の営み」こそが、経営そのものだと、思っている。
 経営とは、突き詰めれば、人間とは何ぞや?、という、問いの解明。

 そして、人間の営みという、複雑に絡み合った「糸」を、
 システマティックに解きほぐし、より単純な原理原則として、
 自分の体に、刷り込んでいくこと。

 よって、優れた経営者ほど、人の心に火をつける「ボタン」を知っている。

そして、次期経営者も、このことを、良く知っている。

 彼は、お世辞ではなく、自社の従業員を「愛」という心で包んでいる。
 これは、決して、甘い、と言う事ではない。

 いや、甘い、厳しいで言えば、かなり「厳しい」部類の方だ。
 しかし、その奥底には、相手への深い「愛」が存在している。

 そこに、部下がついていくか、いかないかに明暗が、出る。
 いろいろな、判断基準の根底に、この「愛」の精神がしっかり根付いている。

 これこそが、現場力であり、次期トップの強みである。

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コメント

kentnkさん、コメントありがとうございます。

中小企業ほど、経営者と末端の従業員との距離が短いもの。
その分、やった結果が評価に直結し、失敗も直結する。
しかし、大手との一番の違いは、働くことの本来の姿とは、こういうものだ、という、実感。
自分の働いた結果を、直接、経営者が評価してくれる。この、働く本来の実感は、大手では決して得られない、心の充実感として、体に宿るものです。
そういう意味で、中小スーパーが元気な要因が理解できるのかと思います。

投稿: てっちゃん | 2008年5月26日 (月) 23時22分

こんにちは
「社長業は心配業」という話を聞いたことがあります。

いいトップですね。
現地・現物・現実。
常に自分の目で確かめてくれる。
かくありたいものです。

投稿: kentnk | 2008年5月26日 (月) 13時41分

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