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2008年4月24日 (木)

仕事の流儀から

皆さんこんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組がある。

 私の好きな番組で、留守録して、後日視聴している。

 一昨日の、「洋上ファクトリーマネージャー 吉田憲一」を見た。
 
 このリーダーの姿だ、と思った。


30代で、洋上ファクトリーの船内で、左腕を失った彼は、そこから復活した。

 左腕損失から、人に見本を見せられなくなった彼は、
 別の、「マネジメント」を身に着ける。

 人間のモチベーションのマネジメントである。

 彼が大切にしている、部下の特性

  能力でもない。
  技術でもない。

  姿勢である。

 
 洋上ファクトリー(船内でのすり身加工業)での部下は、全て外国人。
  その、異文化の人間との関わりの中でも、
  人間の、「心に響くマネジメント」に、国境は無かった。

 彼は、部下を、過去の実績、過去の能力では見ていない。
 見るのは、現在のありのままの姿。

 そして、相手の「未来」
 常に、相手の未来に標準を合わせて、現在を鍛える。

 だから、相手の「目」の向こうを確認する。

  「俺と同じ、未来が見えるのか?」と。

 
 自分の育てようとしている部下に、トラブルが発生した。

 損失を犯した部下に、「休め」といって、労をねぎらう。

 全力を尽くして、失敗した部下の事は、認めてやる。

 アナウンサーが尋ねる。
  「ほめてやらないのですか?」 と、

 吉田憲一
  「ほめなくても、あいつらは、わかってますよ」。
  「私の、顔を見れば、私が何を言いたいのか、わかってますよ、あいつらは」

 自信を持って、いい切っていた。

 この自信、この信頼関係、この部下への「愛」。

 これこそ、身に着けなければならない、「徳」である。
 
 こんな風に、なりたい。

  保存版として、DVDに保存しました。

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コメント

kentnkさん、コメントありがとうございます。

吉田さんの考えでは、その時の部下の「姿勢」だと言ってます。
正しい姿勢で取り組んだ事に対しての失敗は評価する、と。

自分に置き換えたときに、どこまで、このように
冷静になれるか?。本当に、学びたいと思いました。

また、コメントください。

投稿: てっちゃん | 2008年4月25日 (金) 19時08分

こんにちは
>損失を犯した部下に、「休め」といって、労をねぎらう
これなかなか言えないですよね。
特に以前注意した内容だと。

ピッチャーが打ち込まれた時の交替時に文句言わない中日の落合監督のようですね。

投稿: kentnk | 2008年4月25日 (金) 18時24分

シリウスさん、いつもコメントありがとうございます。

文句もいいますが、前進前進!!
私の好きな「姿勢」です。

いろいろな従業員がひとつの職場で働いています。
いろいろな価値観をもって、商売をしています。
どうしても、一生懸命やっている人が、可愛くなるのも、事実です。
理解してくれる人から育成していく。
私は、いつもこのスタンスで進めます。

投稿: てっちゃん | 2008年4月25日 (金) 13時20分

僕も留守録してます。
相手との信頼関係。ただこういう考え方がわかる人は、恐らくこの番組を真剣に見ます。しかし、わからない人はチャンネルをまわすか、居眠り・・・。考えて働き、やりがいを見出し、お客様と周りにも配慮。運営していく上では重要なのですが、そうそういい人材ばかりが集まるものではありません。もちろん高望みはよくないのですが、中にはなぜ採用されたのだろうか?なぜ??と考えてしまう従業員もいます。教育・育てることが好きな僕でさえ・・正直お手上げな人材。パートなので契約未更新も考えましたが、やはり相手の家庭の生活を考えると気が引けて・・。昇給率で配慮をと言うと店長から情報漏れ後が怖いと・・。う~ん・・・これは彼女の問題より店長を含めて基本的にいろいろ見直さないとまずい!と思う今日この頃です。
すみません・・ちょっと愚痴も入りました・・今日はOFFなので各店舗と競合店を偵察してきます!文句もいいますが、前進前進!!

投稿: シリウス | 2008年4月25日 (金) 11時34分

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