部下との意思疎通
皆さん、今日は。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある部門チーフから相談がありました。
「担当者の○○さんを、どこかに異動させてください。」
なぜ?
「僕の作業指示をぜんぜん守らないんです。」
○○さんを呼んで、事情徴収
「どうして、作業指示を守らない?」
「全員で商品化してしまって、8段カートが不足。私が品出しをして、8段カート
を空けないと、商品造りが回らなかったんです。」
「普段は誰が、品出しをするんだ?」
「今日だったら、人員が多いので、普通はチーフが品出し専門で動いたほうが
スムーズに進むと思うんです。でも、チーフも肉を切っていたので、見かねて
私が品出しをしてしまいました。」
「なるほど。」
このような内容が、普段の部門の内情のようです。
結局は、意思疎通だけである。
意思疎通のボタンを掛け違うと、いつの間にか、まったく違う方向に進んでしまう
ものである。
いろいろな物(本部政策、店政策、数値、教育、内部人間関係等)を背負いなが
ら、部門運営を強いられるチーフ職も重労働である。まして、年上の2名と新人
2名を引きつれ、日販90万のお店を回すのだから、一流でなければならない。
チーフ職2年目の彼は、このお店からチーフとして小規模店に赴任。実績を認め
られ、ここに赴任。若手でバリバリのチーフである。
最近、顔つきがキツクなってきたな、と心配では、あった。
「その、壁にぶつかったか?。」
意思疎通の壁である。
こういう場合は、私を含めた、3人で話すのが、確実に、解決する。
確認したのは、
会社の方向性。そこから流れる、お店の方向性。そいて、具体策。
それらの、考え方の部分は、全員理解している。しっかり、理解している。
何が問題か?
意思疎通である。
ほんのちょっとした、ボタンの掛け違い。はじめの一声なのである。
「○○さん、私、品出しするから、この牛、切っといて。」 「ハイ!。」
または、
「チーフ、私、牛、切りますから、品出ししてください。」 「お願いします」
笑顔で、こんな会話が、はじめにあったなら、このような事態にまでは
行くわけないのである。
しかし、このような壁は、ほとんどの人が通るもの。
そして、後で後悔するもの。
「どうして、はじめの一歩が、でなかったのか?」と。
しかし、当事者になると、それが見えない。
店長になると、更に、見えなくなる。
誰も言ってくれないから。
だから、常に、「自分の立つ位置は、ここでいいのか?」と自問自答する。
軌道修正してくれる人を、そばに、置く。素直な気持ちで、耳を傾ける。
そうやって、いろいろな物が見えてきたら、決断する。
「この道でいく」。
と。
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コメント
奥さんから聞いてブログを見させていただきました。私も月曜日の朝から部下より今月いっぱいで退職しますと言われ頭が痛い思いです。本人が専門学校に合格して夢を実現したいとのことで引き留めしても意思は固くだめでした。日頃コミュニケーションをとっているつもりでしたが難しいです。店長はもっと大変でしょうね。また、色々お話を聞かせて下さい。
投稿: かずちゃん | 2008年3月10日 (月) 22時41分