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2008年3月21日 (金)

人生は点描

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、昨年の新入社員と面接をした。
 
 次期新入社員が、間もなく入社する。
 昨年一年間の、新入社員としての、守られた期間を過ぎ、
 いよいよ、先輩社員として、洗われる、立場となる。
 
  その、「自覚」の、確認をした。

 半年前に、彼らが、研修期間を過ぎ、部門配属前にも面接をした。
 
  その時から、半年。
  彼らも、おおいに成長した。
  しかし、今後は、守られる立場から、磨かれる立場になる。
  自らをさらけ出し、磨かれるだけの、タフネスが要求されるからだ。

 半年前の面接で、彼らには、こんなことを話した。

  人生は、「点描」である、と。

 これは、私の持論でもある。

  人生は、「点描」

 点描とは、ご存知の方もいると思うが、
 点をいくつも、重ねるだけの、絵である。
 非常に、根気のいる、点の積み重ね。

 初めは、それこそ、ただの点。
 当面は、何を描いているのかも、見えない。
 遠くから見ると、まだまだ、白紙。

  5年も打ち続けて、ようやく、形になってくる。
 
 しかし、輪郭が、ようやく、見えてくる程度。
 それでも、何を描こうとしているかが、ようやく、見えてきた。

  10年で、本人は、ようやく、ここまで来たかと、自己満足する。
 
 しかし、まだまだ、平面の絵に過ぎない。
 濃淡が、無いのだ。深みも無い。

  20年打ち続けて、ようやく、濃淡がハッキリと現れてきた。
 
 不思議なもので、この時期になると、自らの「点描」の
 未熟さが、物足りなさが、見えてくるもの。

  こうして、ひとつの、道を、極めていくのである。

 それだけ、この道は、奥深い、ということ。
 それだけ、コツコツと、未来を信じて、打ち続ける、ということ。
 それだけ、結果は、まだまだ、現れてこない、ということ。
 それだけ、日々の、一点一点が、未来に向かう、ということ。

  昨年一年間の経験があるから、今年の一年が活きてくるのである。
  今年一年間の経験があるから、未来が見えてくるのである。

 そんな、話を、したと、思う。

  だから、この、3年間は、ひたすら、点を打ち込め、と。
  形にこだわらず、姿にこだわらず、大きさにこだわらず。
  ひたすら、経験を詰め、と。
  自分の、引き出しを、たくさん、造れ、と。

 そして、今年の、新入社員にも、同じことの、繰り返し。

  その言葉が、どれだけ、彼らの、心に響くか?

  楽しみである。

 
 
 

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