駅弁・空弁祭り
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は、年に二回の「駅弁・空弁」祭り。
3月と、10月の年に二回、値入れ5%の儲からないイベントである。
私が赴任して、7回目となるが、毎回売上を伸ばし続けている。
担当部門は「惣菜」。
各企業でも取り組んでいるが、わが社は、「惣菜」が担当部門となる。
利益率の高い、惣菜部門ゆえ、ついつい消極的になるものだが、
私は、惣菜チーフにそれを許さなかった。
私には、以前の会社で培った惣菜に対する、熱い持論がある。
今後、惣菜の弱いスーパーは、必ず衰退の道を歩むことになる。
この、持論は、無論、今でも変わりは、無い。
いや、むしろ、ますます、確信してきている。
当然、世の中の、人々の暮らしの変化が、そうなっているのだ。
その中にあって、弁当を中心にした、米飯は、キーポイントとなる。
そのような状況にあっての、「駅弁・空弁祭り」である。
私は、当初から、妥協しなかった。
「昨年比120%の計画を持て」「売り場を拡大して、全て、出し切れ」
当然、売り場は、店長判断で、店内の一等地。条件は全て、揃えた。
そして、一番の理解者が、惣菜チーフだった。
そして、このチーフも、元気な、女性のチーフである。
自分の、売り場に対する、明確なビジョンを持つ、商売人である。
今までは、ロス、廃棄、出来立て、と注文をつけられ、
ダイナミックな売り場展開が出来ないでいた。
その売り場を見た私は、チーフに言った。
もっと、もっと、もっと、売り場にボリュームをつけろ。
弁当は、3段積みにせよ。
天ぷらは、毎週一回は、68円均一を実施せよ。
そして、これを、実現させるために、惣菜には、人材(パート)を投入した。
それも、優秀な人材を、惜しげもなく。
従来は、惣菜部門は、ついでの、部門。
だから、人材も、よれよれの集まり。
それは、どこの、スーパーも、同様の状態。
しかし、惣菜の商品化ほど、複雑で、技術を要する部門は、無い。
だから、店長として、優秀な人材を、贅沢に、惣菜に、投入した。
・惣菜を戦略部門と捉えた、店長
・それに、呼応した、惣菜チーフ
・それを支えた、優秀な担当者
・そして、私は、商品部からの苦言を、シャットアウトした。
ここまで、揃えて、売上が、上がらない、わけが無い。
店長が、意思を入れる、ということは、ここまで、やる、ということ。
そして、惣菜部門は、2年連続、2桁成長を遂げるのである。
今日は、そんな、惣菜部門の主導で、「駅弁・空弁祭り」の当日。
今年の、計画は、1000p、120万。
朝だけ、売り場作りを手伝い、
惣菜チーフの、爽やかな笑顔を確認し、
休日をとって、帰宅した。
よし、この売り場なら、計画通り!
明日が、楽しみである。
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