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2008年3月17日 (月)

若手の挫折

皆さんこんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、ある、鮮担当者と面接をした。
昨年まで、あるお店で「チーフ」をやっていたが、降格になりこのお店に赴任してきた人間だ。

  チーフから、担当者へ。
  店長から、副店長へ。

いずれも大きな挫折である。

  長い職業人生の中で、大なり小なりの挫折はつきもの。

しかし、降格という現実は精神的なダメージも計り知れない。
彼も、現在モチベーションは決して高くない。

  やることだけやったら、定時で退社する。
  チーフがいるときと、いないときで仕事ぶりが大きく変わる。
  パートさんを差別する。等々。

率直に、彼に聞いた。

  「チーフに戻る気は、あるのか?」。
 
    「戻りたいです。」

  「だったら、仕事への取り組み方を変えろ。

要するに、心のあるべき姿から程遠い状態なのである。

  降格という、精神的ダメージが影響している。

なぜ、降格したのか?
 
  上司と合わなかったから。

結局、上司に振り回されたのである。
そして、心のあるべき姿を失ってしまった。

私は、彼にもう一度正した。
 
  「本当に、チーフに戻りたいか?」
 
    「戻りたいです。」
 
  「その言葉に後悔するなよ。」

33歳、まだまだやり直しはきく。

  今、彼に必要なのは心に響く言葉である。

そして、その言葉から心のあるべき姿に戻ることである。

彼に言った。

  「後輩を欺く仕事だけはするな」。
  「上司をだますことは、簡単。いくらでもごまかせる。しかし、部下・後輩だけはだませない」

なぜか、

  後輩は、先輩の背中を見ているから。
  先輩は、後輩に対して「無防備」。
 
素顔をさらけ出してしまうのである。
だから、怖いのである。
 
  後輩だけは、だませない。

しっかり、見られている。

だから、その後輩を欺く仕事だけは、するな!

 それだけ、気をつけていれば、昇格は、いずれ、ついて回る。

それに気づいたとき、自分も成長しているのである。
そして、心のあるべき姿を、取り戻すのである。






 

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