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2008年2月

2008年2月27日 (水)

店長の最大の仕事とは?

北関東で食品スーパーの店長をしている「てっちゃん」です。
 昨日に続き、二日連続の更新です。

 さて皆さんは、店長の仕事で一番の優先事項を
 どこにおいているのでしょうか?

 これも店長ひとりひとりが違うと思います。または、企業によっても違いがある
 でしょう。

 以前のブログでもお話しましたが、同じ表情をしている「スーパー」でも、内面は
 まったく違うもの。あるスーパーは、価格に一番力をいれ、また、あるスーパー
 は鮮度に一番力をいれ、またまた別のスーパーはコスト面に一番力をいれてい
 る。

  同様に、同じ店長でも、個人によって、大きく、または微妙に違うもの。

 私が、店長として、一番重要視しているのは、「人の採用」。

 店長の仕事はご存知の通り、多岐にわたるもの。以前の私であれば、お店に
 入った瞬間に、「お客様に、何を感じてもらうか」が最大のテーマでした。

  今は、「人の採用」が最大の使命感。

 お店の中でも、採用は、店長のみが行使しうる、最大で唯一の職権。
 これは、店長にしか許されない行為である。

  仕入れ、品揃えはバイヤー
  計画、発注、展開はチーフ
  商品化、陳列、売り切りはパートさん

 しかし、「人の採用」は店長意外、だれもやれない。

  そうだとしたら

 人を採用できない店長は、「失格」である。
 
  私は、そう「覚悟」している。

 部下に、いくら綺麗ごとを言おうが、叱咤しようが、売り場指導しようが、
 「人を採用」できない店長は、部下に謝罪すべきである。

  それだけ、人材が利益を生むのである。
  人材は「コスト」ではなく、「利益」である。

 だから、私は、自分のお店を絶対に、「人材不足」にだけは陥れない。
 それだけは、胸に秘めて、店長をしています。

 上司から、人が多い、と言われようが、無駄だと言われようが、人が財産。
 ましてや、これからの高齢化で、スーパーに勤める人材は希少価値である。

 今後は、売り場の良し悪し、接客の良し悪し、サービスの良し悪しの時代では無い。
 今後は、「人材を揃えられる」企業だけが、生き残れる時代となる。
 
 だから、「人を採用」できない、お店の経営者では、話にならないのである 
 その前提ができてこその、売り場、接客、サービスとなろう。

皆さんも、多岐にわたる店舗運営をされていると思います。
 必ず、同じ考えではないこともわかります。

 是非、忌憚の無いご意見をいただきたいと考えます。

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2008年2月26日 (火)

店長って、何?

全国、食品スーパーの店長の皆さん、
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

 

 このブログは「店長日記」。しかし、一週間に一度の更新では、「店長週報」と
 呼ぶべきでしょうが、それでは、「リアル」な世界に戻ってしまいますので、ここ
 は敢えて、「店長日報」で通すことといたします。

 この世界はあくまでも、「インフォーマル」な世界。店長週報では、皆さんもご存
 知の通りリアルな現実の世界。自分の上司に週報を提出する「義務」の世界に
 舞い戻ってしまいます。だから、敢えて「店長日報」で通していきますので、週
 一の更新だろうが、月一の更新だろうが、「店長日報」でいきますので、お願い
 いたします。

 よって、このブログをご覧の食品スーパーの店長さん。返信をください。私にと
 っては、食品スーパーの店長さんは、「敵」ではなく、同じ営業の「仲間」として、
 是非いろいろな情報交換をしていきたいと考えます。よろしくお願いいたします。

  前回は、私が常に意識している、店長としての二つの心構えをお話しました。

 これとて、店長ひとりひとり、心構えは違うはず。しかし目的は一つ。
 いかに自分の考えている、イメージしている売り場を実現していくか。

 そのための手段が、店長のもつ心構えであり、階段の上り方である。
 その、心構えの違いを知りたいのです。議論したのです。共有したいのです。

さて、今回は、この世界(食品スーパーの店長)に生きる者としての喜びを語りた
いと思います。

 皆さんも、店長として、喜び悲しみ、楽しみ辛み等々、噛み締めながら、日々の
 業務をまっとうしていると思いますが、その業務の中で、喜びを感じる瞬間って
 いつでしょうか?。

 私も、店舗でいろいろな業務をしていますが、店長冥利につきる、これぞという
 瞬間があります。

  店長とは、まさに店舗全体に責任を持つ人。
  部門責任者は、自分の部門に責任を持ってまっとうする人。

 その部門が自信をもって薦められる「売り場の瞬間」があります。
 
 そして、そのひとつひとつの部門の集合体としての「店舗」として、共鳴し合う
 「最高の瞬間」があります。一日に一回。いや、一週間に一回、いやいや、一ヶ
 月に一回?。

 それでも、必ず、店長が自信をもってお客様にお勧めできる、いや、自分に
 自己満足に浸れる瞬間があります。これは、店長以外感じることができない
 瞬間です。

 なぜか?

 店舗に責任を持っているからです。すべての部門にコミットメントして、関わり
 あって、意思を入れているから感じることのできる瞬間。

 「どうか、お客様!。この瞬間の売り場全体を見てくれ。これが、店舗として最
  高の瞬間。完璧に、はつらつと、みずみずしく、はじけるような、ひと部門、ひ
  と部門の輝きを。そして、その集合体としての店舗全体の輝きを」。

 その、店舗としての輝きを感じられるのは、店長ただ一人。そして日ごろから
 信頼関係を結んでいるお客様だけ。

  このときほど、店長として、店長らしく、自分を誇らしく思える瞬間はない。

 部門チーフとして、最高の売り場はできるだろう。しかし、その集合体としての
 完成度を感じられるのは、店長ただ一人。

 この瞬間を、また感じたくて、イベントの販売計画を立案し、各部へ関わり、自
 らの売り場造りをリードし、完結できるのです。

 3月 ひな祭り、ホワイトデー、春彼岸、ゴールデンウィークとイベントは目白押し。

 いよいよ、08年度のスタートである。
 今年も、楽しんでいきましょう。 

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2008年2月21日 (木)

店長として大切にしていること

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


前回の投稿で、「言葉が通じない」と題した。

 転職し、企業を変え、言葉が通じない。自分の体が、底なし沼にみるみる沈んで
 いくのを感じた。

  「さて、まずは泳がねば!」。

 幸い、以前の企業で多少なりとも泳ぎ方の基礎だけは、徹底して鍛えられてきて
 おり、程なく浮き上がることだけは、出来た。

 更に幸いなことには、言葉は通じなくとも同じ日本人。気持ちだけは通じ合えた。

  どのボタンを押すと、「魂が燃え上がるか」は同じであった。

   これには救われた。

  私が、店長として、大切にしていること。それが、私の部下には通じ合えたので
  ある。

 私が、店長として、大切にしている「心構え」とは。

  ひとつは、「部下、ひとりひとりを成功に導くこと」。

   上司と部下。何かの縁あっての偶然の出会いである。
   しかし、部下は上司との出会いで、自分の人生を左右される。

   だから、上司は自分の部下の人生を背負う「覚悟」を持たねばならない。
   自分の「言霊」で、部下を成功に導くことが、上司の使命である。

   これは、私のブログでも案内している、田坂広志さんの著書から学んだ事で
   ある。

  ふたつは、「自分の率いる組織を、よりよい未来に導く事」

   過去は誰でも振り返られる。
   部下が一番、欲していること。

   それは、「未来」。

   このあと訪れる「未来」はどうなるのか?。
   ひな祭りは、お客様は何人来てくれるのか?
   何を買っていってくれるのか?

   だから、どんな売場でお迎えすべきか?

   店長として、未来を予測し、率いる組織に、明るい未来を実現させる事。

  この、ふたつの「心構え」と、部下の気持ちが共鳴し、お店としての「存在」が、
  お客様の信頼を勝ち取っていくこととなった。

 企業の「大切なもの」は違えど、従業員の気持ちの「大切なもの」は、何も変わ
 らなかったのである。



 

 

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2008年2月15日 (金)

転職して、言葉が通じない

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


20年間、同じ企業で働いていると、「あ、うん」の呼吸が染み付いていくもの。
 
 それは特に、結果の売場ではなく、主にそこに至るプロセスにおいて大いにに
 発揮されると思われる。

 結果としての売場は、見えやすいから真似やすい。しかし、そこに至るまでのプ
 ロセスは見えにくいから、ブラックボックスとなる。

  転職して初めて、そのギャップに悩むことになる。

 今までなら、この言葉を使うと、こう動いてくれた。このような言い回しをすると、
 部下はこんなアプローチをしてくれた。このような課題に対しては、このような言
 葉が効果的である、という暗黙の了解があった。

  転職すると、これらの「言葉」がまったく通じないのである。

 当初は、なぜ通じないのかもわからなかった。これには大いに悩んだ。

 特に、グロサリーではまったく通じない。仕組みの異なる部門ほど通じない。
 だから手の打ちようがない。生鮮は部門組織が同じ為、言葉が通じ、行動に
 移せるが、グロサリーは行動できない。だから数値も変えられない。

 このときほど、言葉が話せる、ということではなく、言葉が通じる、ことの大切さ
 を知るのである。

 ようやく、言葉が通じない理由を、一年ほどしてから知ることとなる。

なぜか?

 その企業、そのスーパーによって、大切なものが違うのである。
 何を大切にするかによって、効果的な言葉が違うのである。

 そして、具体的な言葉の重みが違うのである。企業文化なのである。
 もっというと、その企業の「DNA」なのである。それが刷り込まれれば
 刷り込まれるほど、同じ日本で言葉が通じない、と悩むこととなる。

 これは、転職した人には言わなくても解り、転職していない人には、いくら
 声を大にして言っても絶対に解らないことだと思う。

 そして、転職して2年ほどしてから、ようやく言葉が通じ、より効果的な言葉
 を使って、競合と戦える体制が自分なりに整えられた、と実感したのである。

 次回は、その後をお話します。

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2008年2月13日 (水)

自己紹介から

今回が二回目の投稿となりますので、まずは自己紹介から

 生まれは昭和30年台半ば。東北にある大学を出て、東北にある食品スーパー
 に就職。当時は不況の折で、銀行に就職したかったのですが叶わず、あえなく
 地元の食品スーパーに就職。初めは1年程度腰掛けて、次年度に新たな就職
 活動でも、と思っていました。

 その会社が一番力をいれている「鮮魚」部門へ配属。当然、就職してからも、
 「頑張ろう」と「いつ辞めよう」のハザマで葛藤。いつの間にか4年が経ち、部門
 チーフへ昇格。

 不思議なもので、ひとつの仕事に3年も集中すると、「もしかしたら、この道でやっ
 ていけるかも」という変な自信(正確には、この道しか無いというアキラメ)がつい
 てくるもの。

  よく、若手の社員から「辞めたい」と相談を持ちかけられます。

 2年未満の社員には、状況に応じては「まだまだやり直しは効くから、自分の考
 えで進め。但し、次が最後の転職と思え」、とアドバイス。

  しかし、3年以上の経験者には、「ここまで来たら、この道を進め」とアドバイス。

 なぜか。

 皆さんもご存知の通り、スーパーの仕事は多岐に渡り、3年でようやく一人前。
 それはどんな職業でも概ね同じ事。だとすれば、本人にとって、この3年間でほ
 ぼようやく一人前になりつつあるところで、その職業を捨てることは非常にもった
 いない、という事。また、別の職業で一からやり直し3年を要するのであれば、こ
 のままこの道を進んだ方がスムーズに次のステージに進めるし、会社にとっても
 3年間のコストを考えれば、是が非でも引き留めたいところ。しかし、退職を考え
 悩む本人には、その後の自分の人生が見えていない。

当然です。

 それは彼にとっては「未知」の世界。しかし、私にとっては進んできた「道」。彼の
 進む道を、20年前に私は通った道。だからいえるのです。「君の為にも、このま
 ま進みなさい」と。

 話が横道にそれましたが、そんな訳で、鮮魚チーフを皮切りにどっぷりと食品
 スーパーの道に漬かっていくこととなりました。

 そのまま、鮮魚スーパーバイザー、副店長、店長を経験し、家を建てる。

 そこで、単身赴任の身となる。

 考えたのは、これからの自分の人生。このまま単身赴任を続けながら今の会社
 をまっとうするか。そうすれば行き着く先は、定年を迎え何も無い状態で家に戻
 る自分の姿。店長とはいえ人事異動が多く、その店の地場で築き上げたネット
 ワークを全て捨て去って次のお店に赴任し、新たなネットワーク造りに励まなけ
 ればならないことが残念でならなかった。

 定年60歳としてもまだまだ現役。であれば、今ならまだ無理も効くし、変化にも
 対応できる。家という地場でのネットワークを活かし、定年後もそのネットワーク
 がお互いをサポートし合えるのではないか。その結びつきの中で自分を活かそ
 う。そして自分の人生をまっとうしたいと考えました。

 なんとか、3年前に地場の食品スーパーに就職でき、現在に至る。

 現在は、その食品スーパーで店長として、今までの経験も活かしつつ、地場の
 お客様や、従業員に助けられながら、若手と共に店舗運営をしています。

 皆さんの中にも、転職された方も多いと思います。

 転職前の私は、スーパーの表面上の店構えや品揃えが同じであり、同じ食品
 スーパーでもあり、以前の経験がほとんど活かせるだろうと軽く考えていました。

  それが、大きな間違いでした。

  それは、次回お話します。

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2008年2月12日 (火)

はじめまして

本日より、ブログを立ち上げました。

通称「てっちゃん」。現在、北関東で食品スーパーの店長をしております。

この世界(食品スーパー)に飛び込んで20余年。いまだに謎の多い職業(小売の商売)と思っております。

経営者のブログ等は良く目にしますが、私のように現場で直接、お客様と向き合っている方とのコミュニケーションが取りたくて、ブログをはじめました。今後ともよろしくお願いいたします。

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